実家のゴミ屋敷を改善する方法
こんにちは。
不用品の出張買取をしている西岡です。
出張査定に伺うと稀にゴミ屋敷に遭遇することがあります。
1人暮らしでゴミ屋敷になる方もいますが、特に多いのが実家がゴミ屋敷になっている場合です。
実家がゴミ屋敷の状態でご両親が老人ホームに入ったり、もし亡くなってしまった場合、家の片付けをしなければいけないのは子供になります。
そのため、親が元気なうちに一緒に片付ける事が出来ればいいのですが、実際に子供が家を片付けようとするとお怒りになる親が大変多いのです。
そこで今回は、ゴミ屋敷を片付ける前に親を説得する方法やゴミ屋敷にならないために防止策を伝えていきます。
ゴミ屋敷になる方の特徴
ゴミ屋敷になってしまう方には以下の特徴が考えられます。
・捨てるのがもったいなくて物を残している
物を大切にする一方で、使わなくなった物でもいつか使うかもしれないという気持ちがあり、それがどんどん蓄積されていき、ゴミ屋敷になってしまう。
・掃除、片付けが苦手
片付けが苦手な方は片付ける際にどこから手を付けて良いかわからず、それがストレスになりどうせ片付けてもまた散らかる。
片付ける事に時間を使いたくないという考えに陥り、月日が経つにつれてゴミ屋敷になってしまう。
・めんどくさがり
片付けが面倒だと感じる方はいつも物事を先延ばしにする傾向にあり、それが積もりゴミ屋敷になってしまう。
・何かの精神的ストレスを抱えている
人とのコミュニケションなどで嫌な思いをしていると家に帰っても何もやる気が起きず、ゴミ屋敷になってしまう。
「部屋は自分の心をうつす鏡」と言いますので、心に余裕がない方は心の病気の可能性もあるそうです。
・買い物好き
この方は物を買う事で喜びを感じたり、ストレスを発散したりします。
しかし、使わないまま同じ物をどんどん買っていくうちに、だんだんと家に物がたまってしまいます。
・筋力低下や怪我
老いによる筋力や視力の低下で自分で物が運べなかったり、怪我をして片付けが出来なくなり、そこから治っても片付けをしなくなってゴミ屋敷になってしまう。
この他にも配偶者との死別や離婚といった喪失感が原因でゴミ屋敷になってしまうなど様々な理由があります。
実家の片付けで親を説得する方法
ゴミ屋敷になってしまった実家の片付けをするには必ず親の同意が必要となります。
しかし、お年寄りの方は物を捨てるという事は、物を粗末にする事になるので大変嫌がります。
そして物に囲まれた暮らしが好きで、例えそれがゴミだとしてもそれがなくなると不安を感じてしまいます。
そこで親を説得するポイントを説明させていただきます。
・実家の片付けをする理由
物が多すぎるとどれだけ危険なのかを説明する必要があります。
例えば、物が多いと床に置いてある物に躓いて転び、怪我をしてしまったり、地震が起きた際に物の下敷きになったり避難する際に物が邪魔になって逃げ遅れてしまうなど、あくまでも相手のためを思っての気持ちを伝える事が大切です。
・実家にある自分の荷物を片付ける
実家を出たとき、実家に自分の荷物を置いたままにしている方はそこから片付けをする事です。
例えば、自分の趣味の物や衣類、学生時代の卒業アルバムなど、自分の物を片付けなければ説得力がありません。
まずは自分の荷物を片付けて、スッキリした状態を実際に見せる事も大切です。
・ネガティブな発言は禁止
親を説得される方で多いのが「こんなに物があっても使わないでしょ?早く捨ててよ」「後で私が片付けをしないといけないのよ」
この言葉は相手を傷つけたり、怒らせてしまい喧嘩になる場合があります。
子供から見たらゴミに見える物でも親から見たら大切な物かもしれません。
それにたとえ親もゴミと分かっていても、自分の持ち物を否定されるのは気分の良いものではありません。
そのため、ネガティブな言葉は逆に遠回りになってしまう可能性があります。
・新聞や雑誌を見せる
子供の言葉では伝わらなくても、新聞や雑誌を見て伝わる事もあります。
例えば親のゴミ屋敷問題で悩む子供たちや、生前整理をしている人が増えている記事を読んで、私も家の片付けをしないと将来子供たちに迷惑をかけるかもしれないと感じる場合です。
・ゴミがお金になる事を教える
近年リサイクルショップや出張買取業者が増えてきており、メルカリといったフリマサイトの利用も増えています。
しかし、意外とそれを知らない方もいるので1度話をしてみるのも効果的かもしれません。
以上が親を説得する方法ですが、1番気を付けなければいけない事は、焦らず急ぎすぎずです。
早く片付けてほしい気持ちは分かりますが、それが原因で親と喧嘩をしてしまったり、ひどい場合だと絶縁にもなりかねませんので注意が必要です。
ゴミ屋敷を未然に防ぐ
ゴミ屋敷になる方はそうなる前に以下の兆候が出てきます。
・脱いだ服があちこちに置いてある
・床に物が無造作に置いてあり、散らかっている
・冷蔵庫に期限切れの食材がたくさん入っている
・しばらく掃除した様子がない
・新聞や雑誌がたくさんたまっている
・買い物した物を袋から出さずに置いてある
・同じ物を何個も買っている
このような兆候が見えたら時間と共に物が増えていく可能性があるため、実家に帰った際は注意して見る事をお勧めします。
まとめ
今回はゴミ屋敷になる方の特徴や親の説得方法などを伝えさせていただきましたが、やはり1番良いのは普段から実家の様子を見たり、親とのコミュニケーションをとる事が重要だと思います。
弊社でも家の片付けでお困りの事がございましたら無料でご相談を承っておりますのでお気軽にご連絡ください。